JMDC

2021年ニュース

2021-12-06
JMDCグループ、12の検査項目でカラダの健康状態が分かる指標 「健康年齢®」を保険薬局向けに販売開始 ~オンライン資格確認から得た“特定健診情報”を活かした薬局の機能強化~

株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:松島 陽介、以下「JMDC」)の子会社である株式会社ユニケソフトウェアリサーチ(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田 猛、以下「ユニケ」)は、地域の健康維持・増進の役割を担う保険薬局向けに、JMDCの開発する「健康年齢®」を提供開始します。

■健康年齢®とは

健康年齢®は、ご自身の健康状態を分かりやすく理解するための科学的根拠に基づいた指標です。JMDCが保有する160万人の匿名化された健診データと医療費をもとにモデル開発を行い、地域の健康サポートや健康増進など、医療現場の様々な取り組みにおいて利用されています。
*JMDCが保有する18~74歳の匿名化済み健診データおよびレセプトデータ

■本件の背景・目的

近年、保険薬局においては、健康サポート薬局制度など処方箋調剤に限らず、地域の健康維持・増進のための取り組み支援も評価されており、薬剤師だけでなく、栄養士による栄養指導や、健康に関わる相談会、診察・健診の受診勧奨など積極的に実施しています。加えて、今年10月より本格運用が始まったオンライン資格確認制度において、保険薬局で患者様の特定健診情報の参照が可能となりました。これにより、今まで以上のデータ・情報の取り扱いが可能となり、それらを活用した薬局機能の強化が期待されています。

■サービスイメージ

健康年齢®は、実年齢・性別に加え、一般的な検査項目12項目の数値を使用して算出され、健康指標を年齢で表すことで、直感的に自身の健康状態を把握することができます。本サービスでは、健康年齢®ポータルサイトの利用アカウントを付与し、電子薬歴などのパソコン端末で検査項目を入力することで、健康年齢®レポートをアウトプットします。この健康年齢レポートを、薬局で行う健康サポート業務と合わせて活用することで、科学的根拠に基づいたより細かな支援を実現して、地域の人々の日常生活や生活習慣病予防、受診などの意識・行動変容に繋げる役割を果たします。

URL:https://www.unike.co.jp/product/pharmacy/kenko-nenrei/

図表:「健康年齢®」サービスイメージ

 

■健康年齢®レポート

入力した検査項目を基とした年齢(健康年齢)を示すだけでなく、検査項目ごとに同性・同年代との数値比較が可能となっており、患者自身がどの程度の位置にいるかを表示します。他の患者との比較により、自己の健診結果に対する捉え方の意識変容を促します。また、検査項目ごとに改善アドバイスと目標数値が表示されます。目標数値は同性・同世代で、同レベルの値の中から1年間で改善した実績の割合を使用した目標を生成しているため、現実的に改善可能な目標を計算します。

■今後の展開

ユニケは長年にわたり、保険薬局向けにレセコン、電子薬歴のソリューションを通して、薬剤師の対人業務の効率化を実現してまいりました。それに加えて、保険薬局に期待されている地域の健康増進としての機能強化を果たすために、ICTを通じて新しいヘルスケアのあり方を発信していきます。

【株式会社ユニケソフトウェアリサーチについて】
株式会社JMDC(東京都港区、東証一部 4483)グループ会社。 1985年の設立より、医薬品情報をベースとした保険薬局向けのソフトウェア開発と販売を通じて、商品・サービスでお客様の満足を超えた感動を提供し、社会貢献と関係者や社員の幸せを願って掲げる経営理念「人・夢・創造・貢献」の実現を目指しております。
URL:https://www.unike.co.jp/

news20211206-2.pdf