株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長:松島陽介、以下「JMDC」)が開発・提供する「健康年齢®」が「2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。「健康年齢®」は健康診断・人間ドックの検査結果を年齢という分かりやすい指標としてご提供することで、6割近くの方が行動変容を起こしている効果とWebAPIにすることにより他サービスと連動可能にした展開力が評価されました。
健康年齢®とは、健康診断や人間ドックの結果から統計的な手法で算出する健康に関する指標です。
健診結果表にはHbA1cやASTなど、一般の方々には馴染みの無い指標が少なくありません
また、血圧が高いと言われても、自覚症状が無い中では、問題の程度がわかりにくい方もいることでしょう。
健康年齢®レポートは、自身の実年齢を基準にして、健診結果の内容が直感的に分かる内容となっており、健診結果への興味を喚起し、健康維持/改善意欲を高める効果のある「健康レポート」です。
今後、統計モデルの高度化による予測精度の向上や健康意識の高まったユーザーの方々へ個々の状態に応じた健康増進サービスの提案ができる仕組みの開発を進めていく予定です。
JMDCは、健康保険組合の医療費適正化を目的とした医療データ分析サービスを提供しています。
現在、集団として約700万人分の診療報酬データ(レセプト)と健診結果データを分析し、健康増進の支援を行っております。
その一環として、これらの医療ビッグデータを活用し、健診結果に基づいて翌年の医療費を予測する統計モデルを構築し、予測された医療費が何歳程度のものかを「健康年齢®」と提示するサービスを開発いたしました。
難解な指標で溢れた健康診断・人間ドックの検査結果報告書を「健康年齢®」として表現することが、ユーザーにとってわかりやすく、健康への意識・行動が変わるように促し、実際に6割近くのユーザーの行動変容を起こしている実績が評価された。
また、レポート形式のみならず、WebAPIの形でもデータを提供し、保険等の他サービスの中にも埋め込める展開性も評価された。
ただし、「健康年齢®」というわかりやすい指標にはわかりやすさゆえの弊害もあり得るため、このような弊害をカバーする施策も期待したい。
健康年齢®https://kenko-nenrei.jp/
※「健康年齢®」は株式会社JMDCの登録商標です。
【株式会社JMDCについて】
医療ビッグデータ業界のパイオニアとして2002年に設立。
独自の匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有しています。
4億1000万件以上のレセプトデータと1900万件以上の健診データ(2019年3月時点)の分析に基づく保険者向け保健事業支援、医薬品の安全性評価や医療経済分析などの情報サービスを展開しています。
また、健康度の単一指標(健康年齢)や健康増進を目的としたWebサービス(PepUp)など、医療データと解析力で健康社会の実現に取り組んでいます。
URL:https://www.jmdc.co.jp/
株式会社JMDC
経営管理部広報担当
TEL:03-5733-5010
E-Mail:jmdc-pr@jmdc.co.jp