株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社⾧兼CEO:松島 陽介)の子会社で、保険薬局向けのシステム開発を行う株式会社ユニケソフトウェアリサーチ(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田 猛、以下「ユニケ」)は、電子薬歴レセコン一体型システム「P-CUBE」に電子処方箋機能を搭載します。
■開発の背景
本年1月26日より運用開始となる電子処方箋をはじめ、オンライン資格確認、マイナンバーカードと健康保険証の一体化、など、医療情報基盤を活用した薬局薬剤師DXの実現が求められています。ユニケでは長年にわたり保険薬局向けICTソリューションを提供してきたノウハウを活かし、電子処方箋管理サービスと連携した新しい薬局業務の在り方を推進してまいります。
【機能の特長】
1.レセコン・電子薬歴で重複投薬等のチェックの確認
電子処方箋の最大のメリットである重複投薬等のチェック機能を最大限に生かすべく、P-CUBEに搭載している相互作用チェック機能をバージョンアップして、他医療機関や保険薬局の薬剤情報とのチェック表示を行います。チェック結果を薬剤師が基幹利用している電子薬歴に組み込む形としたことにより、ストレス無く電子処方箋を活かした業務に移行することができます。
また、参照した薬剤情報を薬歴に一括登録し、複数医療機関の処方情報を一元管理することで、かかりつけ機能の推進につなげます。
※P-CUBE相互作用チェック画面(電子処方箋対応)
2.電子処方箋の調剤システムへの取り込み
電子処方箋管理サービスから取得した処方箋の情報をP-CUBEに取り込み、そのまま処方入力を行うことが可能です。従来のようにレセコンに手入力するのではなく、二次元バーコードと同じ感覚でレセコンにデータ取り込みを行うため、ミスの軽減や操作効率の向上が期待できます。
3.薬剤師資格証による電子署名に対応した調剤結果の登録
本機能により、電子署名、調剤結果の登録・管理を行うことが可能となります。電子処方箋では調剤内容だけでなく、疑義照会や医師への伝達事項も併せて登録を行うことで、今まで以上に医療機関との連携が期待されています。ユニケでは、処方内容から疑義照会、伝達事項など全ての登録項目をP-CUBEで一元管理することで、業務システムの集約化を行います。業務効率だけでなく、増加する医療情報の効果的な管理を実現します。
■今後の展開
ユニケは長年にわたりICTソリューションを通じて、薬局・薬剤師業務を支えてまいりました。政府が掲げる医療DXビジョンに対して積極的に対応を行いながら、医療情報基盤を薬剤師が有効活用することのできる未来を目指してサービスの開発を推進していきます。
■オンラインセミナーのご案内
電子処方箋機能のご紹介を兼ねて、下記の通りオンラインセミナーを開催します。
テーマ:電子処方箋は薬剤師と医師・患者との関係をどう変えるのか?
日時:2023年1月25日(水) 19:00~20:30
演者:ファルメディコ株式会社 代表取締役社長 狭間 研至 氏
申込URL:https://www.unike.co.jp/knowledge/event/202301-01/