一般財団法人津山慈風会(岡山県津山市、理事長:浮田芳典)が運営する津山中央病院グループはノーリツ鋼機株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:西本博嗣)のグループ子会社である株式会社日本医療データセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長:上沢仁)と業務提携を締結しました。
日本医療データセンターが提供するカラダの年齢をあらわすサービス、「健康年齢」を測定する人間ドック「健康度測定ドック」をはじめとする健診プランを同会が運営する津山中央健康管理センター及びフィットネス&スパカルヴァータにて提供開始します。

新たな健診プランの核となる「健康年齢」は、日本医療データセンターが全国160万人の健診データ、レセプトデータを用いて開発した統計モデルから算出される健康度をあらわす指標です。健康診断の受診者ごとに、性別、年齢、及びBMI、血圧をはじめとする12の検査項目の結果値から、今後1年間の医療費の期待値を予測し、その医療費が何歳相当のものであるかを「健康年齢」としてあらわします。
津山中央健康管理センターでは、通常の人間ドック時にオプションとして追加できる「健康年齢測定」(税込:980円)を始め、一般の受診者に対しても、健康年齢を算出することができる「健康度測定ドック」(税込:10,800円)プランをご用意しました。
この「健康度測定ドック」の料金には同センターでの身長、体重、血圧、採血、採尿、心電図検査の他、隣接するフィットネス&スパカルヴァータでの体組成や各種柔軟度、体力パラメータなどの測定・アドバイスが含まれます。
またカルヴァータ会員には同様の「健康度測定ドック」がお安く受けられるプラン(税込:4,320円)もあります。
受診者は事前予約、もしくは院内の受付(オプションのみ)にて申込みができます。
健康年齢算出のための特別な検査は不要です。
各受診者のドック受診後、匿名化された検査結果が津山中央健康管理センターから健康年齢クラウドサーバに送信され、健康年齢が算出されます。
匿名情報として算出された健康年齢は津山中央健康管理センターにて復号され、他の検査結果と共に管理されます。
後日、受診者には人間ドックの結果表と健康年齢のレポートが郵送されます。
多くの方にとって、難解な指標を用いた検査結果は直感的でないと考えられますが、健康年齢は分かりやすいサマリ情報として健康状態を直感的にご理解いただけるため、健康度測定ドックは健康の維持もしくは改善のモチベーションアップの一助となると考えています。
また、健康年齢は高いほど、生活習慣病にかかるリスクや将来負担する医療費が増加するリスクが統計的に高いことを意味します。
したがって、健康年齢の改善は、健康寿命の延伸や医療費の削減につながります。

参考:健康年齢® https://kenko-nenrei.jp/

注釈:「健康年齢®」は、株式会社日本医療データセンターの登録商標です。

津山慈風会

津山慈風会が運営する津山中央病院グループは「地域の皆さんにやさしく寄り添う」ことを理念に、3次救急を始めとした急性期から慢性期、介護施設や健康増進施設など、保健・医療・介護の様々な分野で岡山県北の医療ニーズ等に対応している。
昨年には中四国地方初となる「がん陽子線治療センター」を開設し、最先端医療にも積極的に取り組んでいる。
また近年、市民の健康に対する意識の高まりにお応えすべく、健診業務にも力を入れている。

株式会社日本医療データセンター

業界のパイオニアとして2002年に設立。
独自の匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有する。
1億6,000万件以上のレセプトデータと1,000万件以上の健診データ(2017年2月時点)の分析に基づく保険者の保健事業支援、医薬品の安全性評価や医療経済分析などの情報サービスを展開している。
また、健康度の単一指標(健康年齢)や健康増進を目的としたWebサービス(PepUp)など、医療データと解析力で健康社会の実現に取り組んでいる。